葡萄浪漫大神楽の実行委員会が先日開かれて、今年も4月の第2日曜日(14日)に開催することになりました。
午前9時開演、午後4時まで。詳しいことは、備中神楽振興会の神楽師さんたちでさらに検討することになっています。
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↓ 昨年の葡萄浪漫大神楽より
葡萄浪漫大神楽の実行委員会が先日開かれて、今年も4月の第2日曜日(14日)に開催することになりました。
午前9時開演、午後4時まで。詳しいことは、備中神楽振興会の神楽師さんたちでさらに検討することになっています。
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↓ 昨年の葡萄浪漫大神楽より
ま、所謂「村の鎮守様」の秋祭りですな。
ここでは、伝統的に備中神楽の奉納が行なわれます。
神社の宵祭りに地味な神事だけでは村人の関心が集まらず、より多くの人にお詣りしてもらうために、神官でもあった時の国学者「西林国橋」によって芸能色の濃い神楽が創られ、備中地方一円で行なわれるようになったのが「備中神楽」。ここだけの伝統というわけではないですね。
柴灯と裸電球の明かりが、如何にも「村祭」の風情を醸し出すます。
穴尾八幡神社例大祭
11月2日は宵宮祭。午後8時からの祭典に引き続き、備中神楽の奉納。
翌日3日は午後2時より神幸。御旅所と呼ばれる祈祷場所まで御神輿の渡御。
古式ゆかしき・・・とまではいきませんが、伝統の神事を今できる精一杯のところで続けています。
田舎の小さな神社の秋祭り、興味のある方、どなたでもどうぞお参りください。
かつてない早さで桜が散り去って、よもやこんなに寒くなるとは・・・あさは氷が張っていた!?
にもかかわらず、たくさんの方においでいただき、盛会な一日となりました。
期待の大きかった「玉藻前(たまものまえ)」、初めてご覧の方も多かったみたいで、好評でした。
えー、「玉藻前」っても、スマホゲームじゃありませんよー。
病に伏して、わずか17才で崩御した76代「近衛天皇」にまつわる伝説、妖怪・九尾の白面老狐を退治するお話。
「出雲神話」の世界が基になっている備中神楽の演目にあっては、珍しく平安時代の物語。しかも物語の舞台は、宮中、伊勢、下野国那須野原(栃木県)と言う変わりネタなのです。
二人の猟師が最後は猟銃で狐を仕留めるなど、思いっきり「備中神楽」風にアレンジされてます。
伝説によれば三浦介は弓の名手、上総介は剣の達人。そもそもこの時代、鉄砲は無いぞ!
鳥羽、崇徳、近衛、後白河と続く複雑な継承過程や法皇、上皇、天皇入り乱れた権力構造から保元の乱が起こり、やがて源氏と平家が覇権を争う時代に突入していくという、日本史の中でも分かり難い時代。故に、伝説・史実が交錯した物語が結構あるようです。スマホゲーム「陰陽師」の妖怪キャラ「玉藻前」もこの伝説がベースでしょうね。